タイの入国審査で入国拒否通知

最近、日本人の短期のビザなしタイ観光でタイに入国の際に、入国審査官から「今回は入国を認めますが、次回の入国の際は正規のビザを取得してください」と指導されたり、中には入国拒否で強制送還の処置を受ける人も出ています。

その背景には何があるのでしょう。

ビザラン規制法

タイでは2014年にビザラン規制法が成立しました。

ビザランとは近隣諸国に出国し再入国することで短期ビザを繰り返し取得して長期滞在する行為のことで、タイではこうしたビザラン行為によって不法就労が増えるという社会問題が深刻化していました。
そこで作られた法律がビザラン規制法です。

日本とタイの間にはビザなし観光で30日まで滞在できる取り決めがありますが、ビザラン規制法成立以来、状況は変わってきました。

こうした指導を受ける基準は公表されておりませんが、法律上は年間4回以上の入出国(2回の入国)以降はビザ取得を勧めているようです。

また、180日ルールというのがあるようで、年間の通算滞在日数を180日までとして、ビザの発給についても規制をかけているようです。