タイ移住とビザ
タイに移住を希望する方が増えています。
観光で訪れるだけでなく、長期滞在や移住に必要なビザについて検討してみたいと思います。
ビザなし観光
日本とタイの間には観光目的の場合、ビザなしで30日間入国、滞在できる取り決めがあります。日本人がタイを訪問する場合、タイ人が日本を訪問するときに適応され、日本人は基本的にビザなしでタイに入国し、30日間までタイに滞在することができます。
長期滞在を阻む状況
タイはバックパッカーにも人気の国です。世界中からバックパッカーがあつまりますが、一部のバックパッカーが不法に長期滞在していることが社会問題にもなりました。
問題となったのは、一部のバックパッカーが、ビザの期限が近づくと、近隣の国へと出国し、再入国を繰り返すことで延々とタイに住み続ける行為です。
こうした行為はビザランと呼ばれ、タイ政府は2014年にビザランを防止する法律を作り、取り締まりに動き出しました。入国審査時に、パスポートの過去のスタンプや入国履歴を確認し、ビザラン行為と思しき人には「次回の入国には正規のビザを取得するように」との指導がなされるようになりました。
タイのビザ取得
タイに長期滞在するためのビザは実はあまりありません。
こうしたビザを取得し、延長や再取得を繰り返すことが必要になります。
より簡単に長期滞在できるビザ
タイが法律に基づいて運営する国家プログラム、タイランドエリートのメンバーにのみ発給されるタイランドエリートビザがそれです。
このビザの特徴は
5年のマルチプルエントリー
一度ビザを取得すると、入出国のたびにビザ申請することなく、何度でも入出国が可能です。
一回の入国で一年滞在可能
他のビザと異なり入国のたびに1年の滞在が可能となります。
(滞在延長も可能です)
メンバー期間に応じ最長20年まで
タイランドエリートメンバーは、5年、10年、20年のメンバーシップがあり、ビザもその期間に応じ10年メンバーは1回、20年メンバーは3回更新が可能です。
手続きが簡単
タイランドエリートの入会審査の際に入国管理事務所での審査も行われるため、メンバーは、電話またはメール一本の連絡でビザの発給を依頼し、空港で受け取ることができます。